超コツコツ日記

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2011年04月01日22:13

6デノナルーフルリプイエ

現実の女は、しゃべるから嫌い。そう言って二次元に入る人が後を立たない中、思う事は、実態の無いものへの愛情など、果たして本当の愛情であると呼べるのか・・・と言う点だった。ただ、求めているのは、自らが理想とするリアクションをくれる女と言う一点であるけれども、それであっても、実体の無いものに至上の愛情を注ぐ事などで気やしない。そうやって、オレが行き着いた先が、由美との出会いだった。由美は、生まれてからず...
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6デノナルーフルリプイエ
2011年04月01日22:13      cat  :  気分
現実の女は、しゃべるから嫌い。そう言って二次元に入る人が後を立たない中、思う事は、実態の無いものへの愛情など、果たして本当の愛情であると呼べるのか・・・と言う点だった。

ただ、求めているのは、自らが理想とするリアクションをくれる女と言う一点であるけれども、それであっても、実体の無いものに至上の愛情を注ぐ事などで気やしない。

そうやって、オレが行き着いた先が、由美との出会いだった。

由美は、生まれてからずっと体が弱く、病院生活を余儀なくされ、そうして19年。若くしてこの世を去ってしまった。たまたま、お見舞いに訪れた病院で由美と出会ったオレは、それから本当に間もなくの後に、由美が死んでしまった事知り、居ても立ってもいられなった。

もう一度だけ由美に会いたい。

その感情だけが先走り、冷たくなった由美の眠る安室に忍び込んだ。

生前と何も変わりはしない(どこかしらかわいげの残る)キレイな姿のまま。陳腐な表現をするのであれば眠っているようだった。

どれくらいの時間をその安室で過ごしただろうか。

この一点の乱れも無い由美を穢してしまいたい。そんな衝動が、ひとつひとつの細胞の奥深くから滲み出してきた。それは、本当にもうどうしようもなく、とめどなくあふれ出てくるもので、その衝動をどうにかする事など出来るものではなかった。

そうして、その静かで、暗い安室の中で、オレの息遣いだけが静寂を破りつつ、物言わぬ由美を犯してしまった。

ただ、それで満足すればよかったものを、その時の恍惚を含む感動をいつまでも引き釣り続けるオレは、由美を自分の部屋まで連れて(世間的には、盗んだと言われるかも知れないけれども)帰った。

部屋の壁に立てかけた由美は、力なく、右に首を折り座る。それが少しはにかむ仕草のように思え、愛おしさを掻き立てた。

世の二次元に狂うオタクたちとは違う。

オレは、由美の乳房に触れる事も、性器に指を入れる事だって出来る。

改めて言う。

実体の無いものに至上の愛情を注ぐ事などで気やしない。

そして、オレは由美に(それは、もはやこの世界の誰が誰を愛する心持よりも気高く、強い)愛情をささげ続けた。由美も無言で、それに答え続けてくれる。

毎朝、毎夜、お互いの体をむさぼりあった。

ただ、それも長くは続かなかった。

生命活動をやめた由美の体は、少しずつ変色し、きつく抱きしめた時に折れた骨が戻る事はもう二度とない。

由美が美しいままで、この世から居なくなるために、19歳と言う若さでこの世を去った宿命にあるのならば、オレがそれを止めることなど出来るはずも無く、そう考えたとき、静かに、この数日間の幸せとの決別を決意した。

幸せな時間だった。

少しだけ小高い丘の上(それは、オレが住む町を一望できる)に小さなお墓を作った。小さなお墓に下のは、誰にも知られず、ただ、オレだけが由美の眠る場所を知っていればいいと強く思ったからだ。

あれから、今年で10年。

今、あの丘には、当時無かった桜が、目くるめく姿で咲き誇っている。

あの桜を眺めるたびに、由美の艶やかな死に顔の色を間に間に思い起こしてしまう。

今年もその季節がやってきた。

10年目の春に記す。真実の話。

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つぶやきの一言

志茂田 聾二

Author:志茂田 聾二
偶然と必然に彩られたまま
気がつけば
こんな瞬間を過ごしておりました

長い一日が過ぎ
短い一年を過ごし

新しい命とともに
ただ
目の前にある情景を
少しずつ刻み込む毎日に
もうそれで
何も足りないものなど
ありはしなくなりました

カピ次郎君とカピニュウム3世
黒うにん
ドン・キホーテ
集まったはぐれ”うにん”
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